■第3回メンテナンス講習会(2005/10/22)

デザイナーズバイクに対するアンチテーゼと言われ続けて早2年。自分的には見慣れてしまったメーターケースとヘッドライトの傷ですが、人に会うたびに「これ・・・」って指摘されてました。やっぱり普通の人は気になるのかな。いずれ交換したいとは思いつつも優先順位としては下の方なので(走ること自体には支障ないから)なかなか手を付けられずにいたところ、今回Kenny'sさんがそれらを譲ってくださるとのことでようやく交換にこぎつけました。毎度のことながら感謝感謝です(-人-)

という話を進めているところに舞い込んできたのが飛んで火にいる秋のMOTO。黒MOTO乗りのBさんという方から別件について問い合わせがあったので、これは逃してなるまいと思い「今週末、よろしければご一緒にいかが?」とお誘いしてみたところ、捕獲成功。残念ながらMOTOは整備屋さんに預けているとのことなので、お連れのGさんと一緒に車でのお越しです。
あとは通りすがりのるさんも登場。うまいこと雨を避けてのご登場ですよ(-_-)←雨に打たれた人

【参加者】
Kenny'sさん、Bさん、Gさん、るさん、ぢごん

【作業メニュー】
A.MOTOの重量測定
B.メーターケース交換
C.ヘッドライト交換

※注意※
私の備忘録というかメモ程度の内容なので、言葉足らずな箇所及び不適当な表記などは数限りなくあります。まさか参考にするような方はいないでしょうけど、詳しいやり方などはけっして私に聞かぬよう。
あと内容が適当なのは私の記憶力ゆえでありまして、説明とか作業はとても丁寧に教えて頂いてますので誤解なきように。
今回はほとんど見学だったにも関わらず、相変わらず写真少ないです。

本掲載作業の実施により不利益な事柄が発生しても責任は負いかねます。
予めご了承下さい。

A.MOTOの重量測定

▲photo1


▲photo2

MOTOの重量は各種カタログにいろいろ記載されてるのですが、乾燥重量と総重量、計算してもどうもおかしなことになってしまう(→参考)ので、今回実際に計ってみることにしました。

方法は至って単純。前輪と後輪をそれぞれ同時に体重計に乗せるだけ。と言ってしまえば簡単ですが、普通の家庭ではおいそれと実行できません。力持ちさんが二人ほどいれば話は別ですが。

てことで使うのはフロントとリアを持ち上げるスタンド。
photo1それぞれ持ち上げて下に体重計を置き、そーっと降ろします。 photo2

測定の結果、フロント88kg、リア100kgで総重量188kgとなりました。(ガソリンはほぼ満タン、小物入れにはかまぼこ板×2、積載ヒモ、工具、軍手、ウェスが入った状態です。あとオプションのリアキャリアも付いてます)

しかし取扱説明書に書いてあるMOTOの総重量は183kg。この5kgの増量は一体・・・?持ち主に似たとか??まぁここはひとつ6年間乗り続けた思い出(と汚れ)の重みだと思うことにしておきましょう。
ちなみにKenny'sさんの赤MOTOはこれより10kgほどの軽量化がされているとのこと。私も軽量化したいな。乗り手の方を(-_-;)
B.メーターケース交換

▲photo3


▲photo4


▲photo5


▲photo6


▲photo7

見るも無惨なメーターケースphoto3
プラ素材のところはともかく、メーターのリム部分は金属なので錆が出てきています。これもなんとかせねば。

順序は前後しますが、メーターケースの作業に入る前にまずC-2の行程でライトを外してます。その後、Bを行ったあとにCの続きを再開しました。

1.まずはトリップメーターを回すつまみを外します。普段回す方向と反対に回すと取れるのだそうです。次にメーター裏側のメーターケーブルおよび各種配線を引っこ抜きます。photo4数が多いのでどこに何色の線が挿してあったかメモしておくのを忘れずに。

2.配線を全部抜いた後、メーターを留めているナット(2コ)を外すとメーターが取り外せます。photo5※メーターはラバーマウントで止まっているので、ラバーマウントのカラーを無くさないように要注意。
メーターリムの錆は耐水ペーパー+556で落としていきますが、深い傷の中の錆までは取れないので、溝内の錆は真鍮ブラシを使います。その際、メーター表面のガラスに傷が付かないようにガムテで養生するのも忘れずに。
錆落としが済んだら脱脂します(パーツクリーナーとかワックスオフとか使った気がします)。あとで塗料を塗るので念入りにしておきましょう。

3.錆び落としと同時進行でメーターケースを取り外します。(ちなみに計器類のケースはスピードメーター、水温計、表示灯パネルが一体となっている超親切設計です)水温計は中が取り外せるので従来のものを使用、表示灯パネルは分解できないのでケースと共に交換になります。

4.ケースを取り付けたらメーターをセットします。先程脱脂した箇所には触れぬよう注意。
続いて塗料を塗ります。塗装にはいくつか方法があるようですが、今回は一番手っ取り早い方法をチョイス。筆で直に塗ってよく乾かして終了。
photo6
今回使用した塗料は日産のなんとかいう車のシルバーですが、MOTOシルバーとはやっぱり色味やキラキラ具合が違いました。MOTOとぴったり同じ色の塗料をご存じの方はどうか教えて下さい。

5.あとは配線を元通りにして各所点検して終了。久しぶりに美しい姿のMOTOになりました(^ ^)photo7

C.ヘッドライト交換

▲photo8


▲photo9

ライトの傷はこんな感じ。写真は昨年のメンテ講習会時、バリを削ったときのもの。photo8

1.ライトを外す前に光軸あわせのための印を付けます。今回は地面とタイヤに合い印をつけました。photo9そしてハイビーム、ロービームそれぞれを壁に照射して光軸の位置を確認します。この確認は結構適当。「だいたいあの赤い箱のあたり」とかで済ませてました。

2.続いてライトを外します。両サイドをの2本のボルトを外すだけでポロッと取れるので、支えてないと落ちます。要注意。
あとは左右のケースを繋いでいる3本のボルトを外して分解。今回交換するのはケース、レンズ、反射板。バルブソケット
は現状のものを使用。

分解してたらポジション球がポロリと落ちてきました。初めは留めが緩んでるのかと思ってたら、どうやら規定のサイズより小さいものがついていたようです。形状としては4輪の車内灯に似ているので、もしかしたら流用できるのかも。

3.反射板およびレンズはキレイにしてから取り付けたいところですが、分解できません。なのでここで小ワザの登場です。反射板の穴から刺激の弱いガラスクリーナー(アルカリ系で反射板のメッキを傷めないもの)を満たし、しばし放置の後、水で洗い流します。これでそこそこキレイになるそうです。

※注意:洗浄後はドライヤーなどでしっかりレンズ内を乾燥させましょう。湿気が残ると曇りの原因になるそうです。

4.あとは元通り組み立てます。

5.両サイドのボルトを本締めする前に光軸を合わせます。(作業前に付けた合い印がここで役に立つわけです)これもまぁ適当に。どうせ来年車検だし。
ケースがキレイになったのはもちろんのこと、明るさも増した気がします。反射板をキレイにした効果でしょうか?帰り道、前を走る車の後部に映る自分のライトが眩しいなんていう体験は初めてでした。

今回ご縁があってお知り合いになったBさんですが、わざわざお越し頂いたのはシート交換会のため。なりゆきは省略しますが、Kenny'sさんの黒シート→Bさんへ譲渡、Bさんの新品シルバーシート→私に譲渡という玉突き物流により、新品シートを格安で入手させて頂きました。感謝感謝♪(自分が一番おいしい思いをしているのは公然の秘密です)
今回キレイになったメーターケース、ヘッドライトと相まってかつての美しい姿を取り戻しつつある我がMOTOですが、なにせ根が貧乏性なものですから新品シートはまだ使わないかもしれません。だって使い倒すのもったいないから。当分はハレの日用にしよっと。(写真上:新品シート/下:くたびれシート)

今回も場所提供&ご指導頂きましたKenny'sさん、本当にどうもありがとうございました。次回はBさんの黒MOTO含め、是非三台並べしたいものです。

※写真撮影:るさん、ぢごん 監修:Kenny'sさん