先程からさも知ったかのようにブースターブースターとのたまってますが、実は仕組みはそんなによく分かってません。「いろんなスイッチを経由すると抵抗により電圧が下がる→光量が低下するから、バッテリーとライトを直接繋ぐルートを設けてやれば電圧のロスも無くなるので明るくなってこと?」程度の理解です。要は直列回路を並列回路にすると豆電球が明るくなるのと同じ。ただしその分電気を使うのでバッテリーは上がりやすくなる。そういうことでいいのかな。かなりアバウトな理解ですけどご容赦下さい。
理屈はさておき、今回作っていただいたブースターキットはこちら。
|
|
左:ブースターキット/右:配線図
|
《今回の材料費》
リレー ¥980(x2個)
ヒューズホルダー ¥240
メッキヒューズ ¥340
メッキ平端子 ¥480
メッキ丸端子 ¥380
保護用スパイラルチューブ ¥210
線材&接続端子 ¥タダ(未使用廃材利用など)
--------------------
合計 ¥3790(税込み)
グレードはせっかくなので中の上でお願いしました。詳しくは分かりませんが、いろいろいいもの使ってるらしいです。ほほぅ。←じゅごん猫に小判
《作業手順》
1.シート→サイドカバー→タンクを外す。
|
向かい合うMOTOタンク×2
|
2.ライトユニットを外し、ソケットから配線を抜く。
3.写真中A、B、Cをそれぞれ下記に繋ぐ。
|
A:バルブ側ソケット(a)
B:スイッチ類配線側(b)
C:バッテリーのマイナス端子(手順5にて作業するのでまだ繋がない)
※黒い小さい箱Dはリレー。同じモノが二つあるのはそれぞれハイビームとロービームの分。
|
|
|
A:バルブ側(ソケット)の接続:左/before・右/after
|
※ちなみにリレーの仕組みを今回初めて知りました。今回使用したリレーはエーモンというメーカーのものでして、HPに分かりやすい説明図があったのでちょいと転載。(エーモンさんお借りします)
黒−青の配線に電気が通ると磁力により接点が移動し、赤−黄配線のスイッチが入るらしい。今回のMOTOのライトでいうと、黒−青の配線がハンドル周りを通る各種スイッチの系統、赤−黄の配線がライトとバッテリーを直接繋ぐ系統ってことでしょうか。簡単にして優れた仕組みなのでちょっと感心。
|
4.ライトが点灯することを確認し、リレーおよび配線をライトケースに収める。
※今回の作業でこれが一番大変でした、とはいっても例の如く自分は見学してたわけですが・・・。うまく収まったら即ケースを閉じてボルトで留めてしまったので、写真はナシ。次回何かあったときは自分で収めるのかと思うとかなりローな気分。
5.Cの配線を既存の配線に沿わせ、バッテリー付近まで通した後に長さを調整して配線を切る(ハンドル操作に支障がないように長すぎず短すぎず)。続いてロー、ハイそれぞれの配線にヒューズを繋ぎ、バッテリーのマイナス端子に繋ぐ。
|
|
『Cの配線を既存の配線に沿わせる』の図
|
このヒューズおよび各種端子は金メッキが施してあって若干お高いらしいです。自分が所持している唯一の金製品かもしれません。 |
6.ライトユニット、タンク、サイドカバー、シートを元通りに取り付けて完成。
しかしここで問題が。喜び勇んで試しに点けてみたら、なんとハイとローの配線が逆。ハイビームにするとロービーム。ロービームにするとハイビーム。一瞬「・・まぁいっか」と思いかけたりもしたけど、やはり車検に出すのにこれはまずいということでライトユニット外して配線を修正。配線とリレーをケースに収めるのに再度四苦八苦。そしてまたしても写真は撮れず。
そんな小さな手違いはあったものの、基本的に私のMOTOには問題なく取り付けできました。一方BさんのMOTOはイモビライザーが付いている影響か、一筋縄ではいかずに若干手こずったもののなんとか装着完了。(Bさん著・困惑の作業レポは後述にて)
《ブースターの効果》
|
これでも一応明るくなってます。
|
本来なら取り付けbefore/afterの写真を撮るべきだったのだろうけど、それすらすっかり忘れてました。しかし確実に明るくなってます。長年私のMOTOのライトをバックミラーで見続けているうちのあふつ曰く「普通のバイクのライトぐらい明るい」だそうです。これだけやって普通レベルとは。切ない・・・。
|