赤い橋を渡り、向かうは古い湯屋。
どこかで見たようなこの風景...そう、まさに『千と千尋』の油屋だ。
湯屋となりゃ、コイツをおいて行くわけにゃいけません、て。

さぁ坊、おいで。

※『千と千尋』、見てない方はゴメンナサイ

ドリンクホルダー、今日は坊の指定席。
お正月は道が空いてて嬉しいね。
関越道を北に向かって小一時間。
向かうは群馬・四万温泉。
ここに湯屋があるんだよ。
の前に...。

ひとまず朝ご飯かな。
けんちんうどん、熱いから気を付けてね。

えっ、たこ焼きまで食べるの?

高坂SAには塩たこ焼きなるものがあったので、ついつい食べてしまいました。
こんなに食べてたんじゃ、ホントに豚に変身してしまいますね。

高速を降りてから走ること約1時間。

トンネルの向こうは不思議の町でした、ならぬ『雪国』でした。
ぼちぼちチェーンを履いたりしますか。

NHKの教育番組みたい。
『ダムはこんなふうにできるんだよ』

荒涼とした冬の四万ダム。

油屋に到着。
ここは積善館という温泉旅館。外見もステキなんですが、実は風呂にもっと驚くべき魅力が隠されているのです。
さぁさぁ中へ入ってみましょう。
暗くて分かりにくいけど、大小合わせて5つの浴槽があります。ここは国の登録文化財になっているそうで、タイル一つ蛇口一つに歴史を感じます。
脱衣所と浴場が一緒になっているのも昔の風呂ならでは。
壁にある小さな入り口は一人用の蒸湯。しゃがんだ姿勢でごそごそと入るのです。中は狭くて暗いけど、なんだかとても落ち着きます。
積善館について
群馬県四万温泉。関越道渋川伊香保ICより約1時間。
立ち寄り入浴1,000円(4時間まで)
http://sekizenkan.co.jp
ほっかりと茹で上がったら、四万の町をうろうろしてみましょう。あ、いい感じのスマートボール屋さんがありますね。懐かしい指ではじくパチンコも一緒に置いてあるのです。
ここ四万温泉を流れる四万川のほとりには無料の『河原の湯』があります。展望は良くありませんが、入ってみてはいかがでしょう?ちなみにワタクシは入っていませんが...。
昼御飯を食べてすぐに四万温泉を後にしたのに、高速で渋滞にはまってしまうのでした。
延々と続くテールランプを呆然と眺める坊の背中。
昼食を食べた食堂で買ったお土産用刺身こんにゃく。その巨大な姿を前に呆気にとられる。ついつい2つも買っちゃったんだけど、食べきれるのかしらん。坊も食べるの手伝ってね。
余談ですが奥に見えるのは551蓬莱の豚まん。
今日は楽しかったね。
また一緒にどこかに行こうね、坊。