伊豆ツーリング

2000/06/10

・・・只今6時15分。6時にうちに迎えに来るはずのCB400、来る気配なし。速攻、携帯にモーニングコール。『すわ!ストーカーかっ?!』っていうぐらいしつこく電話したのに反応は梨の礫。これだけ鳴らしても出ないの?さらに30分経過した頃、しびれを切らしてご自宅(実家)にお電話攻撃。時は朝7時前。かけるの結構抵抗あったけど、出ない方が悪いんだから仕方ない。不思議と『来る途中、事故にでもあったのかなぁ』とは全然思わなくて、『昨日あれほど寝坊するなって言ったのに!』って思う辺りが我ながら冷たいと思う。
電話したら案の定家族の方が出たので、丁寧に丁寧にお願いして本人を起こしてもらう。『ごめん!わりぃ!寝坊した!』それくらい、分かっとるわい。『音、消してたの?』『携帯、枕の下に入れてた。』・・・むむむ、はよぅ来んさい!

CBがくるまでに暖機しておこうとMOTOのエンジンをかけ・・・たいのにかからない。四苦八苦してかけようとしたんだけどほとほとお手上げ。押しがけしてもらおうと思ってCBを待つ。(寝坊したんだからそれぐらいはやってもらわんとね。)やっと登場したCBに『MOTOのエンジンかからん』と訴えて、代わってかけてもらったら一発でかかった。なぜだ!

で、予定より1時間半遅れて出発。山手通りから20号へ入り、永福から中央道へ。海老名SAでV-Maxと7時半に待ち合わせてたんだけど、家出たのがその時間...。待ち合わせから1時間遅れて海老名へ到着。V-Maxはめちゃめちゃ待ちくたびれてて、なぜか私がどやされた。ヲイヲイ、遅刻したのはワタクシではないのだよ。CBとV-Max、今日が初対面だから怒りをぶつけにくいのは分かるケド。でもそれじゃあワタクシが可哀想なのでは?

爆走V-Maxと出口で待ち合わせて沼津経由で修善寺へ向かう。修善寺で本日の案内人、TWを拾う予定になっているのだが・・・おぉ、R1で出撃ですか?!晴れの日しか乗りたくないと言っていたけど、今日は雨降らないの?本人曰く『天気が持ちそうだから』TWではなくR1にした、とのコメント。でも今日の天気予報、傘マークついてなかったっけ?

地元R1の先導で西伊豆を走る。海岸沿いをぐるっと走るはずが、いつのまにやら急勾配へ。ほほぉ、伊豆は海が見えない海沿いもあるのですな?「ごめん、まちがえた。」...おいおい、地元民よ、しっかりしてくれ。『でも多分抜けられるからこのまま行こう』ちょいとちょいと、この面子で山道行って、ダイジョーブなの?

這々の体で山を越え、海と再会したところでひとまず昼飯。注文した鯵の活き作りが食べ終わるまでびくびく動いてて新鮮味丸出し。口もぱくぱくしてるし。活き作り作っちゃう日本人って残酷なのかも知れないけど、でも日本に生まれて良かったって思う。躍り食いも残酷焼きもスキだし。

気を取り直して今度こそ海沿いを走る。ここからはまぁまぁ順調で、一応目的地の下田に到着。やれやれと思ったのもつかの間、なんだか雲行きがだんだん怪しくなってきましたね・・・。天気がもちそうだと言っていたのは誰でしたっけ?雨が降り出す前にはよぅ帰りましょ。

案の定、雨が降り出してきた。このまま一気に東京まで帰るつもりだったけど、ひとまずR1のお家に避難して雨をやり過ごすことになった。(暫し歓談)だんだん腹も減ってきたのでひとまず夕飯を食ったはいいけど、雨足はどんどん強くなる。時刻はもう10時をまわってる。こんな土砂降りの中、帰りたくないけど帰る他に道はなし。信号の度にエンストしながら日付が変わる頃ようやく高速に乗り、雨と眠気と戦いながら2時30分無事帰宅。やはり山用のかっぱ(それも8年ほど前に購入)で雨の高速は太刀打ちできないことを身を以て思い知る。
『おニューのかっぱ、買ってやるぅ〜』と固く胸に誓いつつ、3時半に枕す。

=あとがき=
これはこの伊豆ツーリングの後1年ほどして分かってきたことですが、このCBとR1がそろうとかなりの確率で雨が降るようです。その確率は知ってる限りでは9割近いかも...。そんな彼らは天気予報が『快晴』でもかっぱを持ってきてます。彼らは己を知っているようですね...。