根室の朝は寒い。前日の夜の気温は７度！フリース持ってきた自分をよしよししたい。本日まず向かう先は納沙布岬。あまりの寒さに出発を躊躇する自分に渇を入れ、しぶしぶ走る。霧がかかっていなければ多分快適な道路を走り、霧が出ていなければ感慨深かろう納沙布岬へ無事到着。二度あることは三度ある。RHで別れた筈のおっちゃんとまたもや遭遇。カムイワッカの滝に誘われたが、晴れた摩周湖を見るという任務を遂行するために慇懃に辞退する。ごめんね。

摩周湖に行く前に、直線道路で有名な開陽台へ。お約束の道路の写真を撮ろうと、車と人がいなくなるのをじっと待っていたが、どうやら皆同じ考えらしく誰も動こうとしない。んー、あとで撮りに来よっと。開陽台の展望台は３６０度ぐるりと見回せるロケーションで、改めて北海道の広さと平坦さを実感。本州にこんな平らなところってないよなぁ。あ、国後島が見える。

開陽台の駐車場にいたハーレーのにーさんから摩周湖方面は快晴という情報を得て、喜び勇んで出陣！９０度に交差する道路に翻弄されつつ、何とか裏摩周へ到着。ここの駐車場で出会った地元ライダー、ぎしさんから神の子池情報を聞き出し、ＭＯＴＯでも行ける確信を深め、神の子池へ向かうダートへ、いざ！

一昨日のダートがＭＯＴＯの限界だと思っていたけど、ここのダートはそれ以上。気が緩んだら間違いなく石に乗り上げて転倒しそう。多分今までで一番一生懸命な表情で走ってたと思う。苦労した分美しく見えるのか、神の子池の透明な青い水は私の眉間によったシワを取り去ってもまだ有り余るほどの安らぎを感じさせるものだったのでした。行った甲斐あったよ！

苦労してやってきたダートを苦労して戻り、舗装道路の快適さをかみしめながら快晴の摩周湖展望台へ。第一駐車場はお金がかかるから、当然第三駐車場。むちゃくちゃ良く晴れた摩周湖は風も強く、メデューサのようになりながら展望台からの景色を楽しむ。晴れた摩周湖を見ると嫁に行き遅れると言うけれど、それは根拠のないでっち上げなのだそうな。函館に縁のある友人が教えてくれたから、ホントなんだもんね！コタン温泉の公衆浴場でひとっ風呂浴びてから本日の宿、ぽんとへ転がり込む。夜、数年ぶりに見る天の川に魅了さるる。