in Noto
2001/05/04

昔味わった、遠足に行く日の気分。
目覚ましが指す時間は午前3時。会社に行くときはベルが鳴っても起きないくせに、こういうときだけはベルが鳴る前に自然と目が覚めてしまうのはナゼでしょう。
起きるや否や、インターネットで高速道路の混雑状況と天気を指さし確認。『渋滞、ヨーシ!』『天気、ヨーシ!』端から見ると莫迦丸出しだけど、久しぶりの遠征ツーリング、どうしてもテンションは高くなってしまうというもの。

昨日は連休の初日でしかも雨。ホントは私も昨日出発する予定だったんだけど、『渋滞+雨+バイク』という方程式の答えを聞かれたら誰だって『出発延期!!』って即答するはず。しかも当方MOTOだしね。そんなわけで昨日は昼間でゴロゴロし、散らかった部屋を片付けて早々に床についたのでした。

今回目指すは能登半島。ワタクシの2X年の人生、一度も、足を踏み入れたことのない未踏の地であります。実は今回、候補地は能登半島の他に2カ所(紀伊半島と五色沼←磐梯山)あったんだけどこの『未踏の地』ということが最大の決め手となり、首脳会談(とはいってもMOTO vs AfricaTwinだけど)により決定が下されたのでゴザイマス。
で、ルート構成をする際に困ったのが高速道路。ここネリマから能登に行くには関越道を使ってそのまま北陸道というのがスマートなルートなんだけど、そうすると結構な遠回りになるし第一1日中高速に乗ってるなんてツマラナイ。それではということで、中央道から松本へ行き、そこから糸魚川を目指して下道行脚することになったのでした。

No.12  
5月4日
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じゅごん(05/04 05:58)> 只今双葉です。4時に出発したらさすがに渋滞はなかったけど、めちゃ寒かった!霧だったし。

今回のツーリングでちょっとやってみたのが、『リアルタイムツーレポ』。『そんなもん誰も見ねーよ!』とおっしゃる御人もいることでしょう。でもね、移動時間を管理したりツーレポ書くときの覚え書きとして使ってみたりと結構役に立つもんなんですよ。と、自らフォローしてみたり。しゅん。
都内の高速は100km/h前後で快適に走れたけど、小仏トンネルとか笹子トンネル辺りになると霧も出てくるし寒いし道もカーブの連続だし道幅狭いしでちょっと難儀。でも談合坂を過ぎたら普通に走れるようになってきた。それにしても高速はツマラナイ。

[Re.1]>
じゅごん(05/04 07:51)> 豊科出口。天気は上々なり。これから日本海に向かいます。

長野は青空も見えて結構いい天気。やはりツーリングはこうでなくっちゃ!高速を降りてからは国道148号をひたすら北上。この148号沿いに旨い蕎麦屋があって、『食べるぞー!!』と息巻いていたら無情にも『準備中』の看板。そんな〜、殺生な〜!(どこぞの犬みたいだ。)中に人がいる気配はするから多分今頃蕎麦を打っているのかも。打ちかけでもいいから食べさせてくだせぇ...。

[Re.2]>
じゅごん(05/04 10:02)> 小谷の道の駅。栃の実ソフトがうまうま。motoをのぞきこんで『直管だな』と言っているオヤジがいた。違うってば!

小腹が減ったので『道の駅小谷』に立ち寄ったらトンデモナイおやじが!誰が直管だっっつーの?!それも連れてる子供達にレクチャーしてるし!MOTOの誤った知識を埋め込むなー!!

国道148号線は『フォッサマグナ(みんな、名前だけは知ってるんだよね)』の糸魚川-静岡線上を走っている道路。道路沿いにはフォッサマグナミュージアム、フォッサマグナパーク、フォッサマグナ友の会、フォッサマグナ饅頭、フォッサマグナストラップ、フォッサマグナ音頭、フォッサマグナの着信音などなどなどなどがひしめいて、日本の観光地の逞しさをイヤというほど味わいまして。

いよいよです、とうとうやって参りました!もうすぐ日本海が、日本海が私を呼んでいる!この道の先の、あの堤防の向こうにはきっとキラキラ深い色をした日本海が!!
と期待に胸を膨らませていたんですが、私の目に映った景色はどんよりと暗くてのっぺりとした普通の海。うぅ、天気の悪い日の日本海ってやつは、全然やる気がナイのですね。

[Re.3]>
じゅごん(05/04 11:35)> 日本海を見ながらたら汁とさざえの串焼。

この辺の名物、たら汁を食べたくて何軒かの店を見たんだけどまだ昼前ということでどこも準備中。仕方ないので道の駅・親不知ピアパークにて食す。

ここから能登半島までは再び高速でショートカット。福岡(博多にいるみたいだ...)の出口で降りたらもうそこは能登半島。わおー!車も人も少ないぞー!!
さてここから今日のキャンプ場探し。キャンプ場ガイドを見たら丁度良いキャンプ場が近くにあるではないですか。さっそくアタックアタック!

能登のキャンプ場だからそんなに混んでないだろうという読みは外れて、三国山キャンプ場は家族連れでかなり賑わっていた。事務所で、『予約ないんですけど泊まれますか?』ときいたら事務所の人たちが渋い顔で『う〜ん、今日は人が多いからなぁ〜、どうかなぁ〜』と悩んでいたけど、結局OKしてくれた。今までの経験でいうと、キャンプ場の人はバイクの人を優遇してくれるような気がする。料金を安くしてくれたり、乗り入れ許可してくれたり、今回みたいに大目に見てくれたり。

テントサイトは林間の斜面で、なかなかいい感じ。周りにテントは多いけど、木が丁度良く目隠しになっていてあまり気にならない。人が少ないときにまた来たい、お勧めのキャンプ場です。

[Re.4]>
じゅごん(05/04 18:52)> 三国山キャンプ場にテント設営して夕飯。能登半島は人が全然おりませぬ。寒いので今からたき火。

夕飯はハヤシライスと豚の焼き鳥(ネギと豚が串に刺さってるやつ)。周りにいる車で来たファミリーはテーブルセットでバーベキューしてるけど、あんまりうらやましくない。あっちから見たらこっちは質素でつまんなそうに見えるかもしれないけど、こっちにはやったことがある人にしか分からない小さなキャンプの楽しみがあるのですよ。それを味わえる自分で良かった。

今日のはてな?
高速降りて見つけた看板。
ふむふむ、『かぞくりょこうむら』ね。
ん?『家旅族行村』?
『かりょぞくこうむら』????