日光ツーリング

2001/5/26

いろは坂。それはMOTOにとって鬼門の地。なんで第1第2あわせて40ものカーブがあるのさ?山をぐるぐる渦巻き状に走るような道路にすればカーブ無しで上り下りできるのに。できれば行きたくない、むしろ逝ってしまうかもしれない、そんな憂鬱な場所が今回の目的地。

今日の出発は7:30。いつもなら一番早く家を出なくちゃいけないワタクシですが、今日はちょっと違う。待ち合わせは家から10分もかからずに行けるKOMINEの駐車場。集合時間の15分前に暖機開始。今日のMOTO、いい調子です。予定から5分遅れの7:35、軽快に走り出す。

本日は珍しく大所帯ツーリング。
まずKOMINEにて拾うのはV-MAXのO嬢とZRX400のA氏、その連れのK嬢。次に羽生PAでR1のK氏と合流して、最後に宇都宮でZX9RのY氏とZXR250のW氏と落ち合うことになっている。今回はニューフェイスが3人もいるからとっても楽しみ。いつも同じ面子じゃツマラナイってもんです。

KOMINEの駐車場へ行ってみると、かなり使い込まれたCBR250Rとカワイイお嬢さんがすでに待ってた。『あ、どもども。MOTO6.5のじゅごんと申します』『こんにちは〜。apriliaのバイクって聞いてたから、あの早そうなやつかと思ってました〜。こういうの、初めて見ました。』・・・よくあることです。
ワタクシが言うのもなんですが、バイクに乗ってる女性って一般的なレベルと比べてどうですか?素敵な方々もモチロン増えてますけど、『・・・オンナ捨ててんの?』的な人がまだまだ生息しているんじゃないかと思うんですよ。御多分に漏れずワタクシもO嬢も後者の部類なわけなんですが(反論不可ね)、このK嬢、『をを、バイクに乗っててこのレベルとはとは!』ってぐらいのカワイコチャンでして、どれくらいなのかと申しますとこれぐらい。

そんなかわいいK嬢と『みんな遅いね〜』と言いながら待つこと20分。いい加減出発しないと予定が押せ押せになってしまうのでK嬢がA氏の携帯に電話してみる。走ってる最中だから出られないだろうと思いきや、ナゼか電話に出るA氏。ふむふむ、腹が痛くて途中でトイレに入ってるとな?そういえば昔からお腹弱かったもんなぁ、と素直に納得。そこへV-MAXのO嬢が柄悪く参上。『A氏、環八で事故ってたでぇ〜』
!はぁ〜?なんとな!さっきトイレって言ってたやん!速攻K嬢が再Telして問いつめる。どうもA氏、初めての事故でハイになってて要領を得ない受け答えしかできない模様。怪我はないみたいだけどバイク逝かれちゃったみたいで、このまま放っておく訳にもいかないし、かといって3人でゾロゾロ行っても役に立たないだろうし。
協議の結果、事故慣れしているK嬢が現場へ急行。ワタクシとO嬢は予定通り日光へ向かうことになった。
しかしK嬢、カワイイだけじゃなくしっかり者でして『もらえるもんはなんでももらっとき!事故成金で新しいバイク買いなよ!』などとアドバイスしておりました。いやはや。

早くも2人脱落した今回のツーリング、ホントに大丈夫なんですかね。
『まぁ良くあることだよねー』『・・・』一抹の不安を覚えながらK氏との集合場所、羽生PAへ到着。1時間待たされたK氏はたいそうご立腹。まぁまぁ、これぐらいよくあることですから。
ところで本日の空模様。天気予報ではドピーカンの筈なのに、見上げればなぜか空を覆う一面の雲。かっぱ、上しか持ってきてないんだよなー。不安倍増。

時間も押していたので、宇都宮まで一気走り。いうまでもなく奴らはさっさと行きやがりました。いいもん、いいもん。MOTOのペースでゆっくり行くもん。

宇都宮ICにほど近いドライブインでY氏とW氏と合流。A氏の顛末をかくかくしかじか。W氏苦笑い。そうなんです、実はW氏、今回初参加なんだけどホントは去年の信州ツーに参加するはずだったのです。しかし出発の前日、不運にも事故りまして来られなかったという経歴の持ち主。『やっぱりツーリングにはトラブル付き物だよね。』一同大納得。

ここから先の道案内は地元民Y氏にお任せ。混み混み確実の119号をパスする裏ルートであっという間にいろは坂の麓へ到着。嗚呼、とうとう着いてしまったか・・・。O嬢と一緒にスキを見てフェードアウトしようと思ってたのに。
ここから先はおのおののペース。明智平展望台で待ち合わせってことで、好き勝手にスタート!ワタクシがはじめのカーブを曲がったらもう誰の姿も見えなかった。べつにそんなことはいつものことと諦めて、車の後ろからちんたら登る。いろは坂は小学校の修学旅行で来たのと、3年前にツーリングで来たのとで今回で3回目。何度来てもどうも好きになれないな。そんなこんな考えながらようやく明智平に到着。一同『おせーよ!』...いつものことです -_-#)


そこから見る第1いろは坂ったら、まるで小腸のよう。帰りにあれを下るなんて、考えただけでも気が遠くなる。いやいや、そんなことよりもメシ飯。はよぅ湯葉が食いたいよぅ。明智平から中禅寺湖ー華厳の滝はすぐ近く。今度は皆について行くことができました。駐車場にバイクを止め、湯葉だの蕎麦だの食べたり華厳の滝見たり。この辺は普通の観光なので割愛。

いよいよアレを下る時がやってまいりました。いざ、第1いろは坂!
【関東人でない方へ:いろは坂には第1と第2があって第1が下り専用、第2が上り専用になってます。上りは2車線、下りは幅の広い1車線で基本的には追い越しできません、多分】
もう道幅いっぱい一杯まで使ってコーナーをクリア。MOTOがどれだけぱんぱんいおうとも安全第1、構ってなんかいられませんって。幸い我々の前に遅めの車がいたのでハイスピードにならないで下ることができました。前回いろは坂下ったときは結構辺りが暗くなってきてて、今日以上に怖い思いをしたんだよなー。それを思えば今日のはまだマシなのかもしれない。

次に向かうは霧降高原。ここでソフトクリーム食べなくっちゃ。聞くところによると、ここの道路も晴れていればとても気分の良い道だそうな。かなり楽しみ。でも、さっきから空模様が非常に気になるんですけど。さっき展望台から見ても、ガスかかってたところがあったなー。でも今日の天気予報はドピーカンっていってたよね.......ポツポツポツ

何で降るかなぁ?その辺の駐車場にバイク止めて一時退避。かっぱ、持ってくればよかった。K氏もY氏もW氏もちゃんと持ってきたんだね。O嬢は、っと...浅はかっぷりはワタクシと一緒ってことか。濡れるがままの莫迦2人。そういえばこの面子の時って、いつも雨降るよね。雨降らせてんの、誰ですか?今までの話とか経験で言わせてもらうとK氏とY氏がアヤシイんですけど。
雨はどうやら通り雨だったらしくて、雨宿りしてたら小粒になってきた。予定通り霧降高原方面に向かうも、めちゃめちゃガスの中っぽい。こんな中行くのかなー、ちょっとやだなーと思ってたら先頭のY氏が停車。『どーする?行く?』どうやら考えていたことはみんな同じらしく、満場一致で引き返すことに決定。嗚呼、ワタクシのソフトクリームが...

山の上はガスだけど、下の方は大丈夫。でも東照宮とか江戸村とかはあまり行く気無いし。場の雰囲気もまったりしてきたので、Y氏の家でだらだらして餃子でも食べようというぐうたらプランに速攻シフト。だらだらと宇都宮のY氏宅へ向かう。だらだら。

予定通りだらだらして餃子食べて本日のツーリングは終了。尻窄みの感もあるけど、こんな日もあるってことで。

+--追記--+
雨男疑惑ムンムンの某氏からみなさまへこんなメールがまわってきました。心当たりあるんですね、やっぱり。

>あまりの雨男さかげんに嫌気がさして
>午前中、おNEWのカッパを買いに行きました。
>そのおかげで帰りはまったく降られませんでした。

>雨が降るのはあの古いカッパのせいです。
>アレは捨てたのでもう雨に降られないと思います。
>だから、仲間ハズレにしないでね。

はてさて、どうなることやら。