カヤノ平キャンプ

2002/10/14

曇天。でも思ったほどは寒くない。朝7時頃ごそごそ起き出してサンドイッチとスープで朝ご飯をすませたら、荷物をさっさとまとめ、夜露に濡れたテントとタープを軽く乾かす。ここのテントサイトは草地になっていて、MOTOで走ると怖くておもしろい。荷物を積む前にちょっとだけ遊んでみた。舗装路にMOTOを移動して荷物積んで出発。

今日はこれから渋峠経由で草津へ向かい、関越道を目指して走る予定。行程としてはそんなにハードじゃないのでのんびりと白樺林見たり紅葉を堪能したりしながら南下。それにしても天気は回復する兆しはとんと見えず、走っていても薄ら寒い。こりゃ渋峠はかなり寒いかな〜、なんて呑気に考えてたらそれどころのおハナシじゃありませんでした。渋峠、登り口から既にびっちりと渋滞。しかも山の上はガスってて山頂見えないし(-_-;)バイクで走れる日本一標高の高い道、乗鞍スカイラインが閉鎖された今となってはここ渋峠が車で行ける最高地点。(だよね?)きっとその煽りを受けてこんなに混んでるんでしょうか。とにかくこの有様を一目見て登る気は早くも消え去りました。第一天気悪いときに行っても全然楽しくないしね。

そこでエスケープルートを検討するも、このあたりは渋峠を越えないと草津側に出ることができないみたい。ということは・・・このまま西へ向かい、信越道に乗って帰るしか道はナシ。嗚呼目眩がしそうな程遠回りです。渋峠経由で関越道に乗れれば高速は100kmで済むのに、信越道経由で帰ると高速を200km以上走ることになっちゃう。高速は走ってても楽しくないし、フトコロにも優しくないけどこのルートしかないんだったらしょうがないか。なんか今回のツーリング、遠回りを余儀なくされるのはこれで2回目なんですけど・・・。

でもあまり期待しないでやってきたエスケープルート、これがなかなかいい道でした。車は少ないし走りやすいし細めのくね道だし景色はいいし。あの惨状の中、無理して渋峠にいかなくて良かった〜。途中には温泉なんかもあるみたいで、チラチラ横目で眺めながら走ってた。いや、温泉が気になるというよりも軒先に出てる『きのこ汁あります』の看板が気になっちゃって・・・いいな〜、食べたいな〜。そういうところは以心伝心、前を行くおっさんも同じ事を思っていたらしく次の『きのこ汁』の看板で停まってくれました。

きのこ汁1杯200円。肌寒い中走ってきたから体の中から温まる。でもこのきのこ達、見たこと無いきのこだけどなんなんだろ?疑問に思いながら食べてると別の観光客の人がお店の人に聞いてた。ナニナニ?『このきのこは○○茸(名前忘れた)と多分アミ茸・・・だと思う』・・・コラコラ、人に食べさせるのにその自信のなさげな答えはなんですかっ(-_-;)『多分〜だと思う』でアヤシイきのこ食べさせられるこっちの身にもなってみてよ。(昔キャンプ場で知り合った人にアヤシイきのこ食べさせられて夜中吐きまくった経験アリ)

標高が下がり、町に近づいてきたら天気も回復してきて気温もどんどん上がってきた。高速インター手前のコンビニでおやつを摂取し(またですか)、インナーを一枚脱いで高速へ向かう。そういえば今日は3連休の最終日、きっと帰り道は混むに違いない。時間はまだお昼頃だから今から飛ばしていけば渋滞に巻き込まれずに済むかも。急げ急げ!

200km超えの高速は走れども走れども先は長く、いい加減にうんざりした頃にやっと練馬の出口に辿り着いたのでありました。遠回りに次ぐ遠回りのツーリング、これにて一件落着。

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