房総ツーリング

2003/3/23

3月は本当に悩みどころ。バイクにとってはシーズン開幕だけど、スキーにとっては滑り納めの時期だから。この日も3日前までどうしようか悩んでいたけれど、幸いにも前々日も好天に恵まれて無事滑り納めをすることができ、めでたくツーリングに相成りました。
今年の冬はスキーモードにシフトしてしまって、冬場のツーリングはお預け状態。そんな訳でまともにツーリングに行くのは11月に行った鳥羽以来なんだな。実に4ヶ月ぶり?^_^;)そろそろ走らないとMOTOツアラーとしての名が廃るってもんです。
やはり関東在住のバイク乗り、開幕戦は房総か伊豆が定番でしょ。伊豆はキャンプ開幕戦のために取っておくから今回の目的地は房総半島。三連休の最終日なので、あまり帰りが遅くならないようにさくっと回って参りましょう。

朝5時半、目覚ましを止めて二度寝>コラ
6時近くに目を覚まし、あわてて準備。今日は天気予報によると暖かい一日になるとこのとだけど、万全を期して冬装備で臨みましょうぞ。寒いのイヤだしね。ところで肝心のMOTOの調子はどうなんでしょ。最近ずっと街乗りばっかりだったから思いっきり走りたい!実は今回のツーリング、それが目的だったりするのです。

今回はちょっとリッチに朝っぱらから首都高で参りましょう。高島平の入り口に乗り損ねて何度かそのあたりぐるぐる回っちゃったけど、それはご愛敬。っていうかちゃんと曲がってよね-_-;)>おっさん ワタクシも動転してしまって無理な割り込みとかしちゃって早くも自己嫌悪。やっぱり人のペースに合わせようとすると無理が出るから、のんびりマイペースで行きましょう。

首都高をMOTOで走るのはこれが2回目だけど、こんなに空いてて普通に走れるのは今回が初めて。前回はとんでもなく渋滞してたからなぁ・・・(遠い目)首都高は狭くてカーブも急だから、自分にゆとりが持てる速度で走っていたら、前を行くおっさん、どんどんとばして先へ先へと行っちゃってちょっと焦っちゃった。道は完全におっさん任せだから、ここではぐれちゃったらワタクシ首都高の藻くずとなって哀れ消えてしまいます。メットの中で『おいていかないで〜!』と叫びながらなんとか追いつき、『あれれ、レインボーブリッジは通らないのかな?』なんて思いながらアクアライン方面へ。

アクアラインの長いトンネルを通過し、海ほたるへ到着。
着くや否やおっさん、開口一番『お前は遅すぎるんじゃ〜、ぼけっ!』『なにおぅ〜、そういうお前が速すぎるんじゃ、ぼけっ!』『お前がついてこないからレインボーブリッジ渡り損ねたんじゃ!』『人のせいにするないやいやいっ!』朝から責任のなすり合いです。嗚呼大人ってケガワラしいわ。
しかーしそこはやっぱりニワトリ頭の人たち、食べ物を前にすると即座に協力体制へ。『キミはサンドイッチと珈琲を買ってくれたまへ。らじゃー?』『らじゃー!それではキミはあっちで海鮮アサリ焼きを入手したまへ!』『イエッサー!』食べ物の威力、侮りがたし。

小腹も満ちたところで出発。海ほたるより房総側はトンネルじゃなくて橋になってるんだけど、そういえば前回通ったときはものすごい風で死ぬ思いをしたなぁと思い出しながら、今日のこの穏やかな天気に感謝するワタクシなのでした。木更津北出口で下道へ下り、房総横断道路で東へ東へ。そういえば今日はどこへ行くんだろう?行き先聞いてないや。ねーねー、どこに向かってんの?『ん?林道だけど何か?』・・・ぱーどん?
途中のコンビニでおやつを購入。『林道の途中で食べよう。どうせ道中店なんて無いんだから』いやいやいや、おやつの心配よりもワタクシの心配は?『ダイジョーブダイジョーブ、舗装林道だから』いや、でもね、2kmのダートって書いてあるよ。『あ、そこはもう舗装されてるから大丈夫』・・・ホントかいな?

409号から丹原林道へ。舗装されているとはいえども元は林道、細くてちょいとくねくねした道だからトコトコとしか走れないけど、ノンビリと走れてそれなりに楽しい。でも時々道端に放置されているゴミの山が気持ち悪さを醸してる。どーしてこういうことする人がいるのかね。道は途中で何回か分岐したけれど、無事音信山林道-万田野林道-大福山林道と辿ることができました。ワタクシは見なかったけど、どうやら野生のサルもいたらしい。しかしどうして走りながらサルを見つけることができるのかね。不思議。

大福山の展望台でおやつタイム。あずま屋には他のライダーさんがいたから道端のちょっと広くなってるところに陣取って房総のなだらかな山々を眺めながら暫しほけら〜っと充電・・・というか放電?

ぼちぼち帰りのことでも考えますかね。帰りはフェリーで横須賀へ渡る予定だから金谷港まで行けば良いんだな。ってことは、房総スカイラインまで出てあとは海に向かって走ればヨシ。道路が混み合う前に家に帰りたいからさあサクサクと参りましょう。

・・・そんなワタクシの前に展開されたこの風景、一体どうやってオトシマエつけてくれるんでしょう?思いっきりダートじゃん!全部舗装されてるって言ってたのはどこのどなたでしたっけ?ちくちくとした視線をおっさんに投げかけるもどこ吹く風、『以前天城越えしたダートよりはフラットだから大丈夫でしょ』などとほざいてる。アノネ、そういう問題じゃないの。分かってる?釈然としない思いを抱きつつしょうがないので渋々走る。

亀山湖方面に抜けたら房総スカイラインへ。実はこの道路、存在を今の今まで知らなかったからあんまり期待してなかったんだけど、車は少ないしカーブも緩やかだしでなかなか気持ちいい。見晴らしはあんまり良くないけど、まぁいいか。

海沿いまで出たら金谷港まではもうすぐ。ここまでお昼を食べずに来たから、食堂があったら何か食べたいな〜・・・と思ってフェリー乗り場に併設のお土産屋さんを見て回っていたら試食品のあることあること。買う気なんてさらさら無いのにフンフン言いながら片っ端から頂きま〜す^^)これで小腹も満ちるかなと思ったのもつかの間、なまじ食べたら余計呼び水になってとにかく何か食べないといてもたってもいられない状態に。幸いお土産屋さんの奧にレストランがあったので海鮮丼を食することができました。

フェリーに乗ること約35分。三浦半島は横須賀に到着。ここから先はひたすら高速道路の旅。横横道〜首都高を通り、高島平の出口を目指す。これがとにかく疲れる行程で、途中休憩する所もないし渋滞はしてるし(ちょっとだけど)すり抜けはしにくいしで体力的にも精神的にもヘトヘトになっちゃう。17時半に無事帰宅したはいいものの、一息ついて横になったらそこから12時間爆睡モード。

久しぶりのツーリング、思いの外疲れたけどやっぱり楽しい。これからの季節、どこに行こうかな。