White MOTO & Orange MOTO

2003/6/20

とうとうMOTO×MOTOが並んで走る姿を見ることが出来ました。ああ、この日をどんなに夢見ていたことか・・・感涙(T_T)
白MOTOことナカムラさんからメールが来たのは木曜日のこと。「明日か明後日の夜、都内をウロウロしようと思うんですがお暇ならご一緒にどうですか?」ええ、ええ、行きますとも!是非に是非に!
ワタクシ、MOTO遭遇運はかなり高いと自負しておりますが、MOTOが並んで走ったり停まったりしてるのは未だかつてお目にかかったことがないのです。それが今回、こんなに急に機会が巡ってくるとは人生まだまだ捨てたもんじゃありません。で、どうせなら欲張って他のMOTOも並べてみたいと思って種を蒔いてみたものの、なにせ急な話なもんで収穫には至らず。まぁそれは次回の楽しみに取っておくことにしましょう。
金曜の夜。
仕事が終わった後連絡を取り合い、東京駅前で落ち合うことにしました。当方は私とうちのおっさんの2台で出陣。というのも私だけで行かせると迷子になることが目に見えているから。東京歴22+α年の私よりもおっさんの方が都内に詳しかったりするのは一体どうしたことでしょう。
東京駅前と一口に言っても広いので、適当なところに停めて連絡を取るということになっていたんだけど連絡をとるまでもなくあっさりと発見。しかしそこは駅前のロータリーだったので、ご挨拶もそこそこに場所を移動することに。おっさんを先頭にナカムラさん、私と続いてどこかへ向かって走り出します。
初めて見るMOTOが走る後ろ姿、やっぱりイイです(^^)そして噂の二本出しチタンマフラーの音のカッコイイことったら!ノーマルとは全然別の音になっていて、それがとても新鮮でした。ポコポコとした歯切れのいい打楽器のようで、農機具っぽさは全然残ってません。そして取付角度の関係でしょうか、後方に立つと排ガスの空気玉の攻撃に見舞われます。ナカムラさん曰く「信号待ちしていると後ろに停まったバイクが軒並み逃げていく」と言っていましたが、なんのなんの。可愛いMOTOの攻撃とあらば私なら喜んで受けちゃいます。もっとやってもっとやって!って感じ。自然と口元が緩んでいるアヤシイ自分がいました。

なんとなく東京タワーへ。ここで改めてご挨拶・・・もそこそこに白MOTOをジロジロ観察。ああ、なんて美しいMOTOなんでしょう。私のばっちいMOTOと並ぶその姿は、かたやエエとこの家庭で蝶よ花よと育てられ、かたや牛馬のようにこき使われて育った双子のようでした。ナカムラさんは相当MOTOに投資しているようで、傷が付いたモノは基本的に交換しているとのこと。そんな話を聞いてしまうと、ウィンカーを割り箸でつっかえ棒してる私のMOTOがますます可哀想に思えてしまうのです。ごめんねごめんね(^人^;)

邂逅の興奮も収まってきたら、そういえば自分がとても腹ぺこなのに気付きました。そうだそうだ、ご飯食べましょ。じゃあどうしましょどこでなに食べましょ別になんでもいいですよそういえばナカムラさんはラーメン好きなんですよねじゃあラーメンにしましょう。で、東京タワーを後にし、六本木-青山-赤坂-飯田橋を経由して神楽坂のラーメン屋へ。そこでも引き続きMOTOの情報交換、というよりも私が一方的に情報を搾取してたようなもんですが。
マフラーのことを詳しく聞いてみました。本当は元の素材で作ってもらおうと思ってたらチタンでも出来ると言われたのでそれでお願いしたんだけど、ヨシムラの方では元のマフラーを作ったときの型を処分してしまっていてまた新たに型から作ってもらったんだそうな。二本出しのマフラー自体はもうヨシムラでもボスコでも扱っていないけど、手元に二本出しがあればチタンにかえられるそうです。チタンにすると爆音も少々収まってこもった音質になるけど(これは好みがあるでしょう)、MOTOおきまりのアフターファイヤーが殆どなくなるとのこと。
これ聞いたら俄然欲しくなっちゃいました、二本出しマフラー。以前入手するチャンスがあったとき、みすみす逃したけど今となっては悔やまれます。くぅ〜、マフラーどっかに落ちてないかなぁ。
もっと白MOTOを観察したかったけど、次の日の予定もあるのでそろそろお開きに。神楽坂から九段下-皇居-日比谷と走って東京駅前の丸ビルに到着。ここでちょっくらステキな写真でも撮ろうかと思ってたら、丸ビル前は展示入れ替えの作業中のため入れませんでした。なので怠けた写真を一枚。

跨らせてもらって上から眺める白いタンクは本当にきれいで、飽くことなく撫で回してしまいました。この白タンクはオリジナルとは違って若干光沢があるんだけど、それが街頭を映し込んでとてもいい感じ。実は私、今までオリジナル至上主義だったけど目から鱗がポロポロ。昨日までの自分よサヨウナラ、今日から私はカスタム万歳主義者として生きていきます!というのは大袈裟だけど、かなり魅力的な選択肢として色々インプットされちゃいました。

いやいやいや、ホントにナカムラさんの白MOTOは一見の価値有りです。また次回がありましたらそのときは他のオーナーさんも是非是非。