朝早く出発するSLの彼女を見送った後、我々はのんびり朝ご飯。もたもたと撤収して7：30に出発。

四国カルストの近くを通り、R33で松山へ。ここ松山はだんなが5年前まで住んでたところ。色々思い出もあるらしく、しばしの「思ひ出巡り」。ちなみに四国内の主要道路はまだ覚えているらしく、そういえば到着してからあまり地図を見ていなかったような。道の駅もどこにおいしいものがあるか覚えてるから便利便利♪

そんな松山。松山へは思ひ出巡りのために来たのではなく、友人に耳よりのスイーツ情報を教えてもらったから。それは「霧の森大福」という、抹茶のクリーム大福。通販だと一人1箱限定だけど、店頭では3箱まで買えると聞いちゃあ見過ごすわけにはいきませんよ。店に入ると朝11時なのにすでに人は結構並んでいて、ショーケースは空・・・まさかもう売り切れとか？！ドキドキしながら自分の順番を待つ。

デヴィ夫人似のお店のおばちゃんに「あの〜、3箱・・・」というと、「発送ならOKだけど、店頭への入荷は午後3時頃になります」とのこと。むー、いますぐ食べたかったけどそれなら仕方ない。3箱実家に送ってもらうことにする。父に「2箱は食べるべからず」のメールも忘れずにしとかんと。

その後、道後温泉近くのオススメのうどん屋でお昼食べようと思って行ったら店がなくなっててだんなショック。このうどん屋もそうだけど、5年ぶりの松山の街はいろんなものが無くなってたり新しくなってたりしてました。5年の月日は街も人も変えてしまうのね〜、とお互いのお腹周りを眺めてみたり。
気を取り直してもう一軒あるというオススメのうどん屋へ。って、ここ喫茶店じゃないの？確かに看板には『おいしい珈琲とうどんの店』って書いてあるけど・・・謎だ。でも食べてみたら普通にうまかったのには素直にオドロキ。

思ひ出巡り第2弾は亀老山の展望台。今治からしまなみ街道で大島に渡ります。橋半ばまでは車も全然いなくて快適だったのに、急に渋滞が始まったのでここはバイクの特権、すり抜けしますごめんなさい。渋滞は大島の出口まで繋がっていて、こりゃ高速下りるの大変だぁとひとごとのように思う。（ひとごとだけど）

ここは以前、JR西日本のCMで使われたらしいからもっと混んでるかと思ったけどそうでもなかった。ここから眺める吊り橋と瀬戸内の島々はやっぱりきれい。そんな島々を眺めつつ、松山で買い求めた焼き餅でおやつ。焼き餅はお遍路さんのおやつだそうで、札所近くで結構あちこちに売ってます。安くておいしいので○。
本当は夕日が落ちるまで見ていたかったけど、この後のスケジュールがあるのでそうもいってられない。またいつの日かあの夕日を見にくるぞーと胸に誓い、亀老山を後にする。
来るときは山側通ったから今度は海側を通って松山まで戻る。四国は海も山もどこ走っても気持ちいいから大好き。海産物も農産物もおいしいし。途中、立ち寄ろうと思っていたうなぎ屋があったんだけど時間も押しているので泣く泣くスルー。四万十の天然うなぎ・・・(T_T)
松山のジャスコで今日の晩ご飯のお買い物、そして首脳会議。今日泊まるキャンプ場の候補は二つあって、一つは近いんだけどどーってことないキャンプ場。もう一つは遠いんだけどステキなキャンプ場。
時刻は15：30。今日はよく走った＆暑かったせいか、結構バテてるのが実感できる。なので無理をしないで近くのキャンプ場に向かうことにする。

だけど走り初めてしばらくしたら涼しくなってきたせいか、だんだん疲れが癒えてきた。そしたらだんなも同じこと感じてたらしく、インカムから「もう一つのキャンプ場まで行ってみない？」の提案。どうせ泊まるならステキなキャンプ場の方がいいに決まってるからもちろん賛成。

R379から逸れて山の方へ入り、小一時間ほどくねくねくねくねしたら小田深山の廻り岩キャンプ場へ到着。渓流沿いの小さなサイトで先客は一組のみ。やはりキャンプ場は空いててナンボでしょ。さっそく受付してテント設営。

今日は疲れたから晩ご飯は手抜きメニュー。出来合いの豆腐ハンバーグと焼き物数点。生野菜。ご飯には昨夜残った一夜干しをいれてイカの炊き込みご飯。あとはみそ汁。ご飯の後は家から持参したチェリーブランデー（ぬるい紅茶で割るとうまし）をちびちびしながら焚き火。火の勢いも弱くなる頃、空を見上げると満天の星空。闇に目が慣れてくるとどんどん星の数が増えてくる。はぁー・・・という溜息のみ。

　

左：亀老山からしまなみ街道を望む。夕日がキレイなんだこれが。 右上：瀬戸内海をバックにしたMOTO。（見えないけど） 右下：霧の森大福。抹茶の餅の中には餡と生クリーム。うまいっ！

《本日のキャンプ場》 廻り岩キャンプ場 料金：200円（1人） 風呂：ナシ。渓流で行水…してもいいのかな。 サイト：芝生。直火は跡があるとこなら良いかも。車・バイク乗り入れ不可。ちなみにPが無いので道路脇に停めました。