in Shikoku
【走行データ】
7:45
出発
44148km
 ▼
9:40
宮の前公園
(発動機愛好会)
44206km
 ▼
12:15
高知城(昼食)
44242km
 ▼
15:40
夕陽ヶ丘
キャンプ場
44329km

本日走行距離
181km

2005/05/04

なんかどんどん早起きになってるんですけど・・・朝5時頃から起き出して朝ご飯の支度。メニューはアスパラ入りカレーポタージュとパンと生野菜。ご飯の後は渓流沿いをお散歩。白い岩肌と新緑と清流と青い空が見事だったので写真撮ろうと思ったらデジカメが不調。電源は入るんだけど、シャッター切れないし電源切れないし・・・仕方ないのでしばらく放置しといたら電池が無くなったらしく、ウンともスンとも言わなくなったのでバッテリー入れ替えたらまた元通りに動くようになった。よかよか。でもさっきの風景撮れなかったのは非常に悔しい(>_<)
テント撤収して7:45出発。車のほとんどいない朝の山道をご機嫌に走る。キャンプの醍醐味って、やっぱり朝走り出してからの30分だよね〜。今日も快晴快晴♪

そして本日のおやつポイント、芋けんぴ屋さんへ到着。ここの芋けんぴはかなり危険。食べ始めると止まらない・・・自宅用とお土産用をいくつか見繕って実家へ送付。
そして芋けんぴ屋からほど近いところにある公園でちょっと休憩がてらテント干し。朝露が乾かないうちに撤収したテント、お日様にあててカラッと干したいじゃありませんか。あとは寝汗吸った寝袋もふわふわにしておきたいし。
広げたテントの傍らで芋けんぴ食べながらぼーっとしてたら、どこからともなくエンジン音?見回すと広場で何か農機具祭みたいなイベントやってるみたい。よく見ると古いバイクが置いてあるのも見えたので覗いてみることにした。

のぼり見て目が点。「高知発動機愛好会???」ナニソレ(?_?)会場を見ると、むき出しの発動機がたくさん並べてあって、どれもスカタン、スカタンっていいながら動いてる。まさかこれの愛好会・・・?世の中って自分が考えてるよりもディープで、いろんな趣味の人がいるらしい。初めはまさか、という面もちで見てたけど、でもじーっと見てるとそれなりに面白いような気がしないでもないような気がする気になってくるのは不思議。「宮崎アニメにこういうのでてきそう」ってのはだんなの談。確かにあるかも。
会場には同じ発動機仲間として古いバイクも十数台展示してあったけど、人気はまるでナシ。みなさんむき出しの発動機にご執心でした。

発動機サミット(こういうイベント名だった)を後にし、テント畳んで再び東へ。目指すは再びいざ高知。のんびり走る路面電車と併走し、高知市街地へ到着。ここに来たのは他でもない、もう一度鰹のたたきを食べたいから&日曜市やってないかな〜っていう期待。でも日曜市はあいにくやってなくて、お目当てのふわふわかき氷は食べられなかった。残念。でも我々には鰹があるさ〜とラリラリ歌いながらひろめ広場へ。ここは観光客相手の飲食モールみたいな施設。ごちゃごちゃした雰囲気が屋台っぽくてこの喧噪がまた楽しい。ここで鰹のたたきと小鰺の押し寿司とウツボの唐揚げとカマボコ買って高知城へ向かう。あ、デザートの小夏も忘れずにね。

高知での二度目のたたき。量が少ない上に奪い合うように食べたのであまり食べたって感じがしない。かなり欲求不満。くすぶってます。できればもう一度四国を去る前に「食べたっ!」って実感できるようなモノを食べたいなぁ。
ご飯の後は首脳会議。議題は今日明日の行動について。早いもので四国にいられるのもあと二日。明後日の朝には徳島のフェリー乗り場に行かなくちゃいけないので残された時間は少ない。その残された時間に何をするかはよーく吟味せねばなりません。そこで案は二つ。ひとつは山の方でキャンプして、かずら橋のあたりを回る山満喫コース。もうひとつは室戸岬を巡る、海満喫コース。うーん、どちらも甲乙付けがたい・・・強いて言うなら山のキャンプが好きなんだけど、今回はまだ海沿いでキャンプしてないからなぁ・・・これといった決め手もなく、どーしよどーしよとお互い頭を悩ませる。そこでさっきからくすぶっている自分の欲求を思い出し、ダメ元で言ってみることにした。「あの、実は、もっと、鰹を、食べたいの、ですが。」だんな、くわっ!と私を凝視し「鰹が食いたい、だとぉ?!」と問い返す。そして続けた。「実はわしも食いたいのじゃ(ぽっ)」ハイっ、海コース2名様ご案内〜。

高知から室戸までの道は海沿いに延々続くR55。車多いし単調な道なので道としてはあまり面白くない。海の眺めはいいんだけど。途中、道の駅大山に寄っていろいろ物色。そんな中に馬路村のポン酢発見。馬路村のポン酢は私が普段から愛用してる逸品で、四国にきたら是非立ち寄りたいと思ってたところ。ここから行ってもそう遠くは無いけど、今手に入るなら行く手間省けるしいいかな〜、とめんどくささに押されてここでポン酢購入。自宅へ発送依頼。

目指す室戸は目前。残された大目的、鰹のたたきファイナルは店で食べずに地元のスーパーで買うことにする。今までの経験において、店舗で出される鰹はたいてい薄く切ってあって薬味も少ない。そして量も少ない。ならば今夜はファイナルを飾るにふさわしい、納得いくたたきを自分で作るのだぁ〜と鼻息荒く大振りの鰹を1サク購入。炙る手段さえあれば一匹さばくところからやりたいところなんだけどなかなかそれは難しい。なので当然炙り済み。あと忘れてならないのが薬味、タマネギとシソとミョウガと長ネギとニンニク。その他副菜として高知名物ところてん。東京で食べるところてんよりもしっかりしててうまいんだこれが。

今日のキャンプ場は夕陽ヶ丘キャンプ場。名前からして夕日が見えるんだろうなぁと期待大。念のため問い合わせの電話をしたら「現在フリーサイトが4つだけ空いてます」と言われ、予約をお願いすると「どこにしますか?」だって。どこがどんなとこか分からないので「不便でもいいので一番ステキなところをお願いします」と言って電話を切る。ちなみにここに電話する前にライダーズインにも問い合わせたけどこの日は満室。一度くらい泊まってみたかったのでちと残念。

手続きを済ませ、指定されたテントサイトに行ってみたら海が一望できる一番見晴らしのいいところじゃありませんか。ここなら夕日もバッチリ見えそう。テント設営したりシャワー浴びたりしているうちに空がだんだんあかね色に染まってきて、カメラもスタンバったしさぁどこからでもこい!とポールポジション陣取って西の空に対峙したら嗚呼なんてこと、どこから沸いてきたのか海面近くに厚い雲がぁ〜(T_T)こんなに期待させといてひどい仕打ち。イケズな空でぃべらんめぇ、こうなりゃ酒だ酒だぁ、酒持ってこーい!で今日の晩酌開始。

しかしそんなガッカリな私のご機嫌を直してくれたのが鰹のタ・タ・キ♪身は厚く切って薬味は惜しげなくたっぷり乗せて、炊きたての白飯をお供に口にねじ込みます。もうね、これが相当うまいんですわ。断言しましょう。鰹のタタキはサクのまま買うべし!そして厚く切るべし!薬味はウンザリするほど乗せるべし!ポン酢は馬路村のモノを使うべし!ガツガツとむさぼるように食うべし!もーこれで大大大満足です。思い残すことはありません。鰹さん、恵みをどうもありがとう(-人-)

 

左上:発動機の音はちょっとハーレーの音に似ています。
左下:鰹のタタキ、ファイナル。鰹が見えなくなるまで薬味を乗せるがよろし。
右:テントサイトから夕日が見えるはずだったのですが・・・

《本日のキャンプ場》

夕陽ヶ丘キャンプ場
料金:1000円(1サイト)
風呂:シャワーあり。タダだと思って使ったら水しか出なかった(有料のはお湯も出る)
サイト:芝生。直火不可。フリーサイトは車・バイク乗り入れ不可。予約のときは「フリーの一番で」と指定すべし。