in Shikoku-Kii
【走行データ】
13:10
徳島港到着
50182km
 ▼
14:00
ラーメン
50190km
 ▼
16:20
土成IC
50235km
 ▼
18:30
松山着
50377km

本日走行距離
195km

2007/04/30

朝5時、空腹で目覚める。起きてご飯食べようか迷いながら床の中でもそもそ動いてたら、頭上でももそもそ音がする。さすがは胃袋が繋がってるだけのことはある我が相方。「朝ご飯食べる?」「どーする?」
食べ物に関する「どーする?」は我が家的にはGoサイン。時間が時間なので今はプレ朝ご飯とし、もう一眠りのあと本当の朝ご飯。などと寝たり食べたりしてたら入港時刻を告げる船内放送が入った。
音と共に現れたのは…


一年ぶりの四国が見えてきた。先日までの天気予報が嘘のような好天。やっぱり四国には肌がじりじりするような強い日差しがよく似合う。

いよいよ入港。慌ただしい接岸作業の様子を傍目に、FT周辺にいるはずのあるモノを探します。いない・・・建物の陰に隠れてるのかな・・・キョロキョロ見回していたら聞き慣れた音がだんだん近づいてきました。こちらに向かってくるそれを目視し、思わず頬がゆるんでしまう。

FTの駐車場に停まったのは、自分が知る限りではおそらく日本で1台であろう純正白MOTO。オールペイント(というかタンクペイント)の白MOTOはご一緒したことあるけど、純正の白MOTOを見るのは初めてです。オーナーであるrosaryさんとは何度かメールをやりとりしたご縁があり、「もし今年も徳島に上陸するようでしたらご案内しますよ」という願ってもないお申し出を受け、今回徳島港までお越し頂くことになりました。
甲板からばっちり見えるように停められた白MOTO、きっと周りのバイクの人は「乗船時に見た変なバイクの色違いがいる?!」と、この珍事にビックリしたことでしょう。そんなことを想像してさらににんまり。

美しすぎます
ようやく下船。白MOTOの隣に私のMOTOを停め、はじめましてのご挨拶もそこそこに早速見学会。隣に並べた自分のMOTOが恥ずかしいくらいにピカピカに磨き上げられた白MOTOは、気品があって本当に美しい。これをおかずにどんぶり飯3杯はいけそう。
かなり初期の頃に製造されたMOTOということでいくつかの点を確認すべく、矯めつ眇めつ細部をあれこれ観察。この内容はMOTO Lib.にまとめた(ものを載せる予定な)のでご興味ある方はご覧ください。

ひとしきりMOTOを見学したら、昼食を食べるために場所移動。事前に「東大という店のラーメンが食べたいです」と希望をお伝えしたところ、ちょうど市内で開催されていたはな・はる・フェスタというイベント内に同店が出店してるとのことで、rosaryさんの案内でそちらに向かうことになりました。
移動中、久しぶりに見る走行中のMOTOのリアビューはこれまた美しく、いつも荷物でリアが隠れてる自分のMOTOはいわゆる昔のメガネっ子状態(メガネかけてると地味だけど外すと美少女、的展開・・・だけど今はむしろメガネ萌え全盛だからねぇ。ってことは荷物満載MOTO萌えも世の中にはいたりいなかっry)だなぁ、などと妄想炸裂してるうちに会場に到着。阿波踊りを見物する人の波をかき分けてラーメン博覧会へ。総合受付で食券を買い、目指すは東大。この時刻ですでに売り切れの店も数件あるようだけど、東大はまだ大丈夫とのこと。急げ急げ!

交渉って大事。
暇そうなブース、大行列のブース、いろいろあるけど東大は・・・行列が短い。よっしゃ!と思うと同時に、列の最後尾にいる「売り切れ」のプラカードを持った店員さんに気付いたわけで・・・これはきっと裏に「ドッキリ!」とか書いてあるのだ、きっとそうに違いない。そうでなきゃ泣いてやる!念のため、rosaryさんが「もう売り切れですか?」と確認してくれたけど、やっぱり売り切れとのこと。受付には大丈夫って書いてあったのに〜。仕方がないので別の店に並ぶか、とよそ見してたらrosaryさんが剛柔織り交ぜた交渉術で、なんとか3人食べられるように漕ぎ着けてくださいました。交渉はしてみるもんだ。

本当は生卵が入るらしい
東大の徳島ラーメンは豚骨ベースのしょうゆ味。濃厚でしっかりした味だけど、ギトギトの背脂は浮いてないので箸が進みます。豚バラ薄切りを使用したチャーシューも特徴らしい。どんぶりも小さいせいか、あっという間に完食。おいしゅうございました(-人-)
会場内には徳島物産テントもたくさん並んでおり、rosaryさんに「徳島の名産は何がおすすめですか?」と聞いてみたら「鳴門ワカメです」との回答。ワ、ワカメですか(?_?)思いがけなく地味なものだったので(失礼)正直ピンとこないけど「日持ちするなら欲しいかも」のようなことを言ったら、フットワーク軽くテントのおばちゃんに聞きに行ってくれました。しかも戻ってきたその手には鳴門ワカメが。「日持ちするそうなので、お土産にどうぞ」ってイヤイヤイヤ、だってラーメンもご馳走になってますし、さらにお土産まで頂くわけには・・・え、本当にいいんですか・・・すいません、ありがたく頂戴いたします<(_ _;)>(帰宅後、このワカメ食べてみたらものすごくおいしい!鮮やかな緑としっかり弾力のある歯ごたえ、普段食べてる乾燥ワカメとは雲泥の差。このワカメを食べ続ければきっと髪もフサフサに生えてくるに違いない、と思えるほど生命力を感じさせる逞しいワカメです。さすがオススメするだけのことはありました。お取り寄せ推奨。)

今日は先を急ぐので、そろそろ発たねばなりません。徳島は四国の出入口として立ち寄ることは多いけど、ゆっくり観光することって少ないかも。次回来るときはもう少し食べて見て回ろう。rosaryさんにR192まで先導してもらい、途中でお別れ。今日は本当にありがとうございました。また機会があればお会いいたしましょー。

これから向かうのは松山。天気予報によると今日の夕方頃から雨が降るらしいので、それまでにはホテルに到着したい。時間が許す限り下道を走り、土成ICから高速へ。雨が降り出す前に松山へ到着。ホテルへの道すがら、2カ所ほど思い出巡り。20年前、あふつが猫を拾った柿の木は今日も青々と茂っておりました。

普段ツーリングの時に使うホテルは二人で\7,000くらいの安ホテル。なので質に関しては端から期待してないけど、今回のホテルはすごく立派。駐車場のおじさんも親切だし部屋も広くてきれい。最上階にお風呂もあるし。松山行く人にはオススメです→ホテルNo.1松山

晩ご飯はホテル近くの呑み屋。ツーリング中に居酒屋に来ることってめったに無いからちょっと新鮮。きめ細かいもずくとお魚が非常に美味でした。


あのぅ、これに乗って帰ってもいいですか?