in Shikoku-Kii
【走行データ】
9:40
出発
50377km
 ▼
10:40
上林森林公園
50405km
 ▼
12:50
面河渓
50450km
 ▼
15:30
チロルの森
50513km
 ▼
18:00
MOTOストップ
50520km

本日走行距離
183km

2007/05/01

朝6時半、目覚めたらまずは雨の様子を確認。予報によると雨のピークは午前中で、止むのは昼過ぎらしい。昼過ぎまで足止めされるのは時間的に痛いけど、今日は山の方を走るので仕方ない。時間もあるのでホテルの食事処で朝ご飯食べてたらその間に雨は一瞬強くなり、以後だんだん弱くなって部屋に戻る頃には小雨になって日が射してきた。これは思ったより早く出発できそう。

松山を 見おろす山に 猫眠る
念のためにカッパ着込んで出発。R33を南下し、久万方面へ。山の上はまだ雲の中だけど麓の方は太陽が顔を覗かせ気温も上昇。カッパを脱ぐべきかこのまま行くべきかが悩みどころ。
さらに山道を登り、松山の町を一望できる見晴らしのいい広場でMOTOを停める。今日ここに来たのは、愛猫の骨を土に還すため。これだけ見通しが良ければかつて別れた親兄弟の魂も見つけやすかろう。明るくて人の立ち入らなそうな木の根元に穴を掘り、小さな花と鰹節を供えて合掌。雨上がりの空はすっきりと晴れ渡り、気持ちのいいお別れ日和でした。

面河渓は一日いても飽きません
しんみりした気分をツーリング気分に切り替えて出発。白い岩肌が美しい面河渓で水遊びした後は石鎚スカイラインへ。前後には車もバイクもおらず、自分のペースでまったり走れるのが嬉しい。開放感あふれまくりの爽快なスカイライン、容赦なく高度を上げていくので高所恐怖症の人はかなり厳しいかも。土小屋へ抜けたらそのまま瓶ヶ森林道へ。「林道って書いてあるけどMOTOでも行けるの?」と疑わしい視線をあふつに向けたけど、全線舗装されてるらしいという言葉を信じて突入。

瓶ヶ森林道は石鎚スカイラインよりもさらに見晴らしの良い、というより「これ大丈夫なの?」っていうくらいオープンな道。柵がなく道幅も狭いので、よそ見運転しようもんなら間違いなく崖下に落ちます。(よそ見してなくても落ちそうになる人もココにいますけど)とはいえ楽しい道ではあるので、ウキャウキャ悲鳴をあげながらも無事通過。出口の駐車場でおやつタイム。

ビ、ビールを・・・
R194に合流し、高速へ向かって北に走っていると「地ビールとソーセージ チロルの森」という看板を発見。すぐさま「なにこれおいしいのおいしいの?」と寄り道ビームをあふつに熱烈照射。「確かおいしかったはず」の言葉で立ち寄り決定。
チロリアンな門をくぐり、一目散にレストランへ。ソーセージ盛り合わせとチーズ、ロールキャベツを注文。値段はややお高めだけど、それに見合う価値はアリ。普段はほとんど飲まないビールが飲みたくなるくらい、おいしいソーセージでした。バイクじゃなかったらどんなによかったか・・・というか、車でしか来られないようなところに地ビール工場作るのは間違ってると思うのですがそこんとこどーなんでしょ。

このままビールを飲まないで帰るのは悔しいので、お土産用ビール1本とデザートチーズを購入。今夜ホテルで飲もっと。引き続きR194を北上、いよ西条ICから高速へ。ちなみに今日のお宿は徳島です。「昨日発ったばっかりじゃん」というツッコミはアーアー聞こえない聞こえない。

小1時間ほど走り、吉野川SAで休憩。ホテルへ到着予定時間を連絡した後、出発。セルをオン♪

ジーーーーーーーーーーーッ・・・・ってドウイウコトデスカ?(T□T)

嫌的汁瞬時大量発汗。「まさか・・・たまたまだよね・・・いつものことだし・・・」祈るような気持ちで再度押してみても無情に響くジーーーーという音。荷物下ろしてバッテリーの配線をグリグリフーフーしてみたりGSに泣きついてみたり押しがけしたりもしたけど復活する兆しは無し。1時間ほど悪戦苦闘した結果、これはもう自分の手に負えないということだけは分かりました。

ということで我らが強い味方、赤いおじさんが目印の某RBに引き上げ要請。電話の後、ハタと気付いたけどこういう場合の高速料金はどうなるの?少なくともここまでの料金は払うけど、ここから先は走らないから(というか走れないorz)お金を払う必要ないもんね。考えた末、近くにあった緊急電話でネクスコ人に聞いてみた。曰く「トラックに積み込んだら一番近くのICで降りて、バイクとトラックの高速料金を精算してください。その後、トラックは再度高速に乗ってください。」とのこと。バイクの精算をせずにそのまま行ってしまうと、たとえトラックに乗せていても最終的に降りたところまでの料金を取られてしまうらしい。

闇に佇むMOTO
引き上げのトラックが来るまで時間がかかりそうなので、あふつだけ先にホテルに行ってもらうことにした。夜の帳が降り始めたSAは5月といえども夜は冷え込み、カメのように首を縮めて待つこと2時間弱。21時頃、トラックがやってきたのでMOTO共々自分も乗せてもらい近くのICでMOTOの高速料金を精算、再び高速に乗って徳島のホテル近くまで送ってもらいました。MOTOはそのまま店に運んでもらい、明日の朝点検の結果を聞きに行くという話に。

22時、荷物とヘルメットを抱えてようやくチェックイン。ホッと一息つき、チロルの森のビールで「お疲れさま」とねぎらいの乾杯を交わして今日一日の反省会を開始。よもやこういう展開になるとは思ってなかったけど、携帯が通じる安全な場所だったし(高速路上とか瓶ヶ森林道だったら途方に暮れてた)事故でおシャカというわけでもなく体もピンピンしてるので、まぁよかったんじゃないかということに落ち着く。MOTOに乗ってると限りなくポジティブ思考になるのは果たしていいのか悪いのか。
明日点検の結果を聞きに行くことになってるけど、多分すぐには復活しないんじゃないかな。明日以降どうするかという協議の結果、あふつにタンデムしてツーリングを続けようということになった。そうと決まれば荷物を選別。積みきれない荷物&いらない荷物は明日宅急便で自宅に返す算段をする。23時過ぎに就寝。



左:面河渓/亀腹岩前にて
右上:イモリがいました
右下:いとチロリアン

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