駒出池まったりキャンプ

週末にもれなく降る雨のために8月から流れに流れていたキャンプツー、この三連休にやっと行くことができました。とはいっても最終日はやっぱり天気が不安定。ここは無理して欲張らず、比較的天気が良さそうな前半二日、近場のキャンプ場1泊で我慢することに。そうなるとやはり駒出池かな。最近行ってないからたまには行っておかないと。

2007.10.6

朝5時起床、6時出発。毎回の儀式となったMOTOとの寝起き攻防戦、今回はドロー。(私ではNG、連れ合いだと簡単に始動って・・・ これってもしかして負け?- -;)連休初日の関越道はさすがに混雑、荷物を積んだバイクもたくさん見かけます。車を縫うようにかっ飛ばすバイクの傍ら、万が一MOTOがトラブってもすぐ路側帯に逃げられるよう我々は左車線をトコトコと。

本当はもっと赤々してます。
甘楽PAで朝ご飯。甘楽と言えばモツ煮が定番だけど、メニューの写真見るとどうやら上りPAと下りPAのモツ煮は違うらしい。お腹はさほど空いてないけどもちろん食べてみます。下りのモツ煮は上りと比べ、赤くて辛そうに見えるけど食べてみたらそんなに辛くなくてあっさりしてる。好みもあるだろうけど、自分は上りPAの濃厚なモツ煮の方が好きかな。お土産用を買って、豆腐やネギを入れると量が増えるのでオススメです。

さくっと佐久ICで下り、県道〜R254〜R141を経由してさっさとキャンプ場へ向かう。当初の予定では美ヶ原の方を経由するつもりだったけど、高速があまりにも寒くて戦意喪失。なんだかどんどんぬるい方へ転んでる気がしないでもないですが、「ぬるく楽しくお気軽に」がモットーなので気にしない気にしない。

白樺のテントサイト
1年以上ぶりの駒出池キャンプ場、到着して愕然。いつもテントを張っていたお気に入りのサイトが潰されて、新しい管理棟が建ってるじゃありませんかっ。家族キャンパーは寄ってこない、こぢんまりとしたいい場所だったのに・・・(T_T)
いつもフリーサイトしか利用したことなかったけど、そういう訳で今回はオートサイトを使ってみることにしました。こっちだとテントのすぐ脇にバイクが置けるのがいい。ただし値段は高いけど。(フリーだと一人\1,200×2、オートだとさらに\2,000)
周囲に人が来なさそうなサイトを選んでテント設営。白樺の木々は夏の鮮やかな色を失い、どことなくくすんだ色になりつつある。周りに目を向ければちらほら赤く色付く草木もあり、足下を見ればそこにはかわいいキノコや栗の実。しばらくキャンプしてない間にすっかり秋になってました。ようやく快適なキャンプシーズン到来です。
さっさと設営を終え、白駒池までちょいと散策へ。空模様が怪しかったのでMOTOには留守番を任せ、あふつの後ろに乗り込んで出発。


きのこーのこのこ元気のこ♪

白駒「の」池、なのですね。
白駒池はR299の峠付近にある池で、そろそろ紅葉が見られるらしい。駐車場にバイクを停めて松林を歩くこと約10分。木々の間からきらきら光る池の水面と赤い葉っぱが見え隠れしてきました。
湖面近くの方が気温が低いのか、池を縁取るように紅葉が始まってます。近くで見るためにボートを借りたはいいけど、水上はえらく寒いです。寒さを紛らすために持参したおやつ「ロシアンルーレット饅頭」を頬張る。(※6個中1個が激辛餡という自衛隊謹製の饅頭。junちゃんからの頂き物)
饅頭も食べ終わったのでボートを下り(紅葉は?)、散策がてら池畔の「白駒池キャンプ場」を視察。小さなキャンプ場だけど手狭感が逆に楽しそう。いずれ荷物背負ってキャンプしに来よっと。

左:透明度高し/右上:苔生した杉林/右下:「にぅ」は地名


白駒池を後にし、イナゴぎっしりの稲子湯へ。秋のツーリングは思いの外体が冷える。熱い湯で体の芯が解きほぐされていく感じ、寒い季節の醍醐味ですね。
風呂から出たら晩飯の買い出し。今回のステキ食材はどどーんと信州牛。スーパーではなく肉屋に赴き、100g\1,050の信州牛サーロイン、300gカットをエイヤッ!と注文。その他の食材は近くのスーパーで購入。稲子湯〜肉屋間で帽子を落とした(泣)教訓を生かし、お肉さまが落ちないように入念に荷台へくくる。たとえ命を落とそうとも、これだけは落とすわけには参りません・・・というのは言い過ぎか。命あっての肉だもんね。

見よ、この霜降り!
キャンプ場に戻り、焚き火開始。しばらくして状態の良い熾き火ができたらいよいよ真打ち登場、フィンガーサイズに切り分けたサーロインちゃんを、熱した網の上にのせるとジュウジュウと心地よい音をたててくれます。はやる気持ちを抑えてミディアムレアまで待ち、にんにく醤油をサッと絡めてもう一焼き。香ばしく焼き上がったらいよいよいただくわけですが、口の中が桃源郷になったかと思うくらいおいしいのですよ。普段食べてる肉はなんだったの?!ってくらい。年に一度この肉食べられるなら普段は肉食べなくても生きていける。
ただ本当のことをいうと、確かにこの肉はおいしいけど去年五色沼のキャンプ場で食べた米沢牛の方がもっともーっとおいしかった。米沢牛は生でも焼きすぎでもどんな焼き具合でも素晴らしく美味で、普段は食べない脂身までが愛おしい。(ちなみに値段は信州牛の倍近くしますけどね・・・)どれくらいおいしいかというと、あまりのおいしさに体がビックリするのか、しばらく具合が悪くて動けなくなるくらい。この現象を我が家では「揉み返し」ならぬ『肉返し』もしくは『肉あたり』と呼んでます。
そんな肉の話は尽きることがないので置いといて、とにかく夜は焚き火です。この日の夜の気温は7度。ちょっとでも火のそばを離れると深々と冷えてきます。もうこの季節、ダウンは必須ですね。


2007.10.7


今日もいい天気
6時起床。きりっと冷たい朝の空気の中、身を縮めながらもそもそと活動開始。パンとカレースープ、りんごで朝ご飯を済ませたら撤収開始。たまには優雅な朝を過ごしてみたいけど、帰りの混雑がイヤだからどうしても帰るモードになってしまう。

8時頃キャンプ場を後にし、R141へ。今日は十国峠から秩父へ抜け、モンブラン食べてから青梅周りで帰る予定。だったのに、R141へ入る直前、あふつが「塩山〜奥多摩経由で帰ってみる?」と提案してきたので急遽ルート変更。R141を南下していたら清里あたりでMINIの大群とすれ違い、思わず頬がほころぶ。今日はなにかイベントがあるのかな。ちょっと見てみたい気もする。

程なくして道の駅南きよさとへ到着。天気も良くなってきたのでここの駐車場でテントやら寝袋やら干しつつ、定番の牛乳飲んだり餅食べたりして休憩。いつも思うけど、キャンプの後はみんなどこでテント干してるんだろうか。広い家の人はいいけど、集合住宅だとなかなか干せないだろうし。それともみんな、ワイルドに濡れたま保管してるのかしらん。

とっちらかり中・・・
帰りルートを検討してみる。地図見て気付いたけどここから塩山ってかなり行きにくい。なんだか面倒くさくなってきたので、塩山まで高速でピューッといって、そこから下道に下りることにした。そうだそうだ、下道に下りる前に釈迦堂PAでうどん食べなきゃ。

須玉ICから高速へ。まだ時間が早いせいか車もさほど多くなく、快適に走れる。なんだかこのまま高速で一気に帰ってしまいたいという誘惑にも駆られるけど、こんな天気のいい日にさっさと帰ってしまうのはバイク乗りとしていかがなものかと自分を諫めて釈迦堂PA。ここのうどんは関東近辺のSAPAでは珍しい関西だし。上品なお味なのでオススメです。
うどん食べながら、さっき自分が捕らわれた誘惑のことを話してみたらあふつも同じ事考えてたらしい。そうだよね、明日天気が悪いなら今日中に洗濯しなきゃいけないし、塩山〜奥多摩が混んでたらそれはそれで不愉快だしね。ということで、あっさり予定変更。このまま高速で東京まで一気走りと相成りました。ああダメ人間・・・

その後も引き続き混雑もなく、調布ICまで快適クルージング。さて、高速下りた後のお楽しみ、いつものコンビニでアイスクリームでも♪とウキウキしてたのにあっさりスルーするあふつ。釈迦堂からノンストップだったから休憩ぐらいさせてくれてもいいじゃない(T_T)

今回のツー、出先でトラブったらどうしようとヤキモキしてたけど、幸い何事もなく無事に帰れそう。次回おでかけのために、近所のガソリンスタンドで満タンにしてから帰ろ。と立ち寄ったスタンドで事件発生。

ガソリン入れるためにエンジンを止めたあふつ、そのままエンジンがかからなくなりましたー\(^o^)/

これ絶対、MOTOとアフリカツインの間でこんなやりとりがあったに違いない。

MOTO「今回は無事に帰ってきちゃったけどどうしよう。このまま何も無いのもつまらんし、かといってこっちは特にネタ無いんだけどそっちは何かない?」
アフ「こっちも頑丈だけが取り柄だからなー。いつものネタでよければあるけど。」
MOTO「じゃあ今回はそれでいっときますか。」
アフ「らじゃー」

出先でのバッテリー突然死はあふつの得意技。前科三犯の経歴の持ち主です。スタンド近くの道で押し掛けしてみたけど復活する気配はナシ。つまり押して帰れってことですが、家の近所とはいえ荷物満載のあふつを押して帰るのは難儀です。そこでジャジャーンとMOTOの登場。良ろしかったら荷物だけピストン輸送して差し上げてもよろしくってよ。フフッ(^ ^)

今日の行程を思い返してみると、途中日和って早め早めに帰ってきて良かったのかも。あのまま奥多摩行って、そこで不動だなんて考えただけでも気が遠くなりそう。
いつもは助けられてばかりのMOTOだけど、今回はちょっとだけお役に立てました。帰宅後、ご褒美に買ってもらったアイスクリーム、おいしゅうございました♪