Business Next 2004年4月15日号
台湾での雑誌名は『数位時代隻週』。どうやらスタルクさんは『菲利浦・史塔克』と表記する模様。MOTOはこんな感じでちらっと掲載されています。
MOTOがどんな風に紹介されているのか知りたくて友人に訳してもらいました(でもMOTOに関しては何も書いてなかった…)。どうもありがとさんでした>りり氏
以下はりり氏の翻訳の概要を私なりに意訳・要約した内容です。
フィリップ・スタルク
デザイン界の鬼才 おもしろいのには理由(わけ)がある(*1)
年齢は問題ではない。《数位時代隻週》(*2)に登場する多くの著名なクリエイターの中でも、おそらくスタルクは最年長であろう。このことは誰にも否定できない。しかし、さらに彼はデザイン界におけるプロ級のいたずらっ子でもある…。

あなたは、歯ブラシとその入れ物のセットが2000元(*3)近くするなんて想像できますか!?さらに驚くべきことに、多くのファンはたとえ何であれ、どんな値段であろうとも一途にコレクションしたいと考えている(*4)。「Philippe Starck」の作品を所有し、並べ、眺めるだけで語らずともスタルクの魅力を感じることができるのである。

*1 意訳。直訳は「怪しい(おかしい)ことをするには道理がある」。記事のタイトルっぽく翻訳。
*2 この記事が載っている雑誌の名前。businessnext。
*3 日本円で6400円くらい
*4 文字が潰れてて読めないのだけど、たぶんこんな意味。
*5 同上
遊びの中に、新しいアイデアのヒントを探す
50歳を過ぎたスタルクは、ここ十年で最も人に感嘆の声をあげさせたデザイナーだと言われている(*6)。「設計概論」の学生なら必ず、彼のあのものすごい「外星人搾汁機」(*7)を見たことがあるはずだ。1983年、若きスタルクはフランス前大統領ミッテラン氏の大統領執務室を設計し、その後、立て続けに生活用品・バイク(←MOTOのことですね ^ ^)・建築などをデザインしている。その生命力あふれる独創的なデザインは広く知られ、自身の名である「Philippe Starck」プロダクトデザインブランドは、20年間衰えることなく世界を魅了している。

スタルクはデザイン界のユニーク王(*8)である。彼はかつて香港のホテルのバー「Felix」のトイレをデザインし、ここに来た世の男性全てに、まるで「天下に君臨した」かのような気分を味わさせた。日本のアサヒビールのビルには金色の雲を送った。しかしありがたく思わない日本人からは「金のウン○」(*9)と笑われているが…。生活用品ブランドAlessiの専門カタログ紹介に至っては、スタルク本人と鍋・ボウルを壁の上に置いて(吊して?)写真を撮っている(*10)。

「私は一日24時間ずっと遊びの中にいるんだ!」 インタビューで訪れたとき「自分の『生命を心から愛する力』は、すでに仕事と生活を完全に融合させていて、境界はないんだ」スタルクは笑ってそう言った。あなたは彼が楽しく遊んでると思うに違いない。生活体験を通してこそ、スタルクは豊かな創造力を持つことが出来るのである。
*6 意訳。直訳は「『驚きの甲高い叫び声』をあげさせたと誉められるデザイナー」
*7 原文ママ。直訳は「牙をむきだし爪を振るうものすごく狂暴きわまる『宇宙人絞り器』」…何それ?→(注釈)ALESSIのあのレモン絞りのことですね。
*8 意訳。直訳は「怪しい(おかしい)ことをする国王」。日本語だと何て言うのかしら?
*9 自主規制(笑)。原文にはまんま「金色大便」と書いてあります。
*10 この文章は字が潰れてて読めないですー。
分かる単語は→スタルク本人、鍋?、ボウル?、一緒に、「吊す」、壁の上で写真を撮る。単語から想像するにこんな意味かと。


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